「金浦について」 2019年8月


 自然・人・ロマンが息づく魅力あふれた夜久野が原の裾野に広がる集落が金浦です。
昭和42年に夜久野高原は兵庫県観光百選に、そして昭和59年には山東町観光十選に認定されています。戸数は33戸、人口は92人 65歳以上の高齢化率は47.3%で、人口減少が進んでいますが、青壮年層がかなり村に根付いてくれていることは心強い限りです。

 山東町の東に位置し、兵庫県と京都府の府県境にある金浦地区は、国道9号線が走りJR山陰本線が村の真下を通っています(夜久野トンネルを行き来)。近隣の夜久野町や和田山町東河地区とは古くから文化・信仰・大師祭・金比羅神社・産業などで交流も盛んでした。

 金浦は夜久野け原の一角を占め、およそ100万年前に噴火のあった標高350mの田倉山(宝山)を仰ぎ、黒土の恵みでスイカ、サツマイモ、大根など甘くて美味しいと評判です。

 金浦では、村の文化的事業の一環として平成30年6月に、わが故郷の記録「金浦の歩み」を発刊し、また「金浦・夜久野高原・散策マップ」を作成するなど地域文化の保持に努めています。
併せて地域の宝である放光院・茶堂水碑・お大師さん・なりあい道・八十八カ所石仏巡り・エド彼岸桜などの保存・活用、さらには地域の活性化を視野に入れながら取り組んでいます。